Assigned Member (担当者)2013-05-24 M. KawaharadaName and Institute (質問者/機関)大曽根聡子Question (質問)バックグランド領域を同じ観測から得るとき、たとえds9ソフトでほぼ同じ面積を 取ったとしても、入射角が異なるので、ソース領域のarfとバックグランド領域の arfは厳密に異なると思います。今、バックグランドはソース領域の周辺2か所から取りたいと思っています。 バックグランドの面積はソースの2倍程度と考えています。 XSPECでソースとバックグランドのarfは別々に指定できるのでしょうか? XSPECのマニュアルも読んでみたのですが同じarfを読み込んでいるように見えます。 それともソースと同じ面積になるようにバックグランドを取るのでしょうか? 検出器はChandraのCCDです。 CXBの解析しかしたことがないので点源解析は初体験です。 すざくと直接関係がなく、すみません。 Answer from(回答の文責)M. Kawaharada (Suzaku helpdesk)Answer (答え)点源の解析をするときに、バックグラウンド領域のデータから、点源領域 の CXB を正しく評価したいという意図のご質問だと思います。XSPEC12 では、ソースとバックグランドのスペクトルを読み込んで、別々 のレスポンスを指定し、異なるモデルを割り当てることができます。 たとえば、以下のような感じになります。 data 1:1 src.pi data 2:2 bkg.pi back 1 src_nxb.pi back 2 bkg_nxb.pi resp 1:1 src_src.rsp resp 2:1 src_cxb.rsp resp 3:2 bkg_cxb.rsp (resp 2:2 でもいいです) mo 1:src1 SRC_MODEL(たとえば apec) freeze src1:1 newpar src1:2 3.0 newpar src1:3 0.7 : : mo 2:cxb1 CXB_MODEL(たとえば pow) freeze cxb1:1 newpar cxb1:2 0.02 newpar cxb1:3 2.0 : newpar cxb1:6 = cxb1:3 : mo 3:cxb2 CXB_MODEL(たとえば pow) freeze cxb2:1 newpar cxb2:2 = cxb1:2 : flux や lumin も、それぞれのモデルで別々に出てきます。 なので、点源領域とバックグラウンド領域それぞれに対する、 CXB (一様放射) の arf を作っていただければ、上のような やり方で、XSPEC で解析できます。お試しください。 Status (詳細なステータス)2013-05-24 Accept2013-05-24 Done ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |