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Question ID = 0133

Assigned Member (担当者)

2010-06-28 M.Suzuki

Name and Institute (質問者/機関)

青木 邦哉 (立教大学, B4)

Question (質問)

2007年2月に観測されたGX339-4のXIS0のデータ(ae401068010xi0_0_3x3b097a_cl.evt.gz) でライトカーブを描いたところ、一部の時間帯でイベントが定期的に8秒間欠落して いることが分かりました。さらに、欠落する8秒間の直前には前半、後半いずれでも 縦軸のRATE (count/s)が上昇しています。この原因についてご回答ください。 ライトカーブはbinsize=2 sec, exposure=0.0として描きました。

Answer from(回答の文責)

すざく Helpdesk

Answer (答え)

- ライトカーブに抜けが発生している箇所は、GTI がとぎれているところに相 当しており、異常ではありません。

- 解析中のデータは 1/4 window, 0.295s burst というモードで取得された ものです。burst モードの場合、1 frame の間にイベントを取得できる 時間帯とできない時間帯がありますが、イベントデータの GTI extension にかかれている GTI では、このことが考慮されていません。このために カウントレートがあがったように見える部分が発生したと考えられます。 正しくライトカーブを書くためには、GTI を manualでつける必要があります。 方法は
http://www.astro.isas.jaxa.jp/suzaku/analysis/xis/burstgti/
に書いてあり、この方法は 1/4 window にも適用できます。

- 実際には、上記の方法で得られた GTI と、もとのイベントファイルの GTI をマージしたものが、イベントファイルに対して使用するべき GTI になります。GTI のマージの方法は
http://cosmic.riken.jp/suzaku/help/guide/fstep_web/node6.html#SECTION00643000000000000000
に書かれています。

- さらに深い情報として、マイクロコードの分解能の関係で、例えば1s burst モードの場合では、実際の exposure は1sよりほんの少しずれることが] 分かっています。この結果、同じ1sでも実際には1sより長い場合と短い場合 があり、このことを考慮せずにライトカーブを書くと、カウントレートが 上がったように見えることが分かっています。
こちらの件につきまして、詳細な情報が必要な場合には、XISチームに お問い合わせください。

Status (詳細なステータス)

2010-06-28 Accept
2010-07-02 Reso.
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