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Question ID = 0088

Assigned Member (担当者)

2007-12-18 M.Kawaharada

Name and Institute (質問者/機関)

磯部直樹さん (理化学研究所)

Question (質問)

xispi/makpi に関連した質問があります。

2006/12/06 頃に行なった SCI-offのデータの解析をしております。 PROCVER = 2.0.6.12 なので最新ではないです。

そこで質問です。

1. 最新の RROCVER = 2.1.6.16 ではないですが SCI-off なので ae_xiN_makepi_20071031.fits をつかって xispi をやり直す必要はない、 という認識は正しいですか? やりなおした場合とやりなおさない場合でどの様な違いが予想されますか?

2. もし、xispi をやりなおす必要がない場合、 なにも考えずに xisrmfgen を行なってしまうと ae_xiN_makepi_20071031.fits でレスポンスを作ってしまいます。 (xisrmfgen.par の デフォルトで、 makepifile,f,h,"CALDB",,,"CALDB file for Spth and Gain parameters" になっているため) したがって、 > xisrmfgen makepifile=ae_xi0_makepi_20070730.fits のように、自分で設定する必要がありますよね。 これは、今回のように SCI-off だった場合だけでなく、 SCI-on でも xispi をやり直さないと判断した場合でも同様ですね。

SCI-off に対して xisrmfgen では makepi 以外に、 enable_scirmf=no ci=0 (<--- これは、phafile='NONE' の場合だけですね。) が必要かと思いましたが、どうやらこれは自動で対応しているようですね。

3. 逆に xispi をやりなおす場合、 http://www.astro.isas.jaxa.jp/suzaku/process/v2changes/criteria_xis.html の " B. Example of the screening " を参考に event_uf から行なえば 良いかと思います。 ここで、event_uf にかけるべき GIT は無いのでしょうか? たとえば、配付されたデータの xis/hk には テレメトリ Saturation に対応する aeNNNNNNNNNxi[0-3]_0_tel_uf.gti があります。上記のページの screening criteria の各表では、 " Table 4: Substituted screening criteria to extract the trend data " の地没データの部分にだけ、この GIT が登場していて混乱してしまいました。

4. SCI-off に対して、xissimarfgen にも オプションがあるかと思いました。 しかし、ログを見ると以下のよう に自動対応してるようですが、それで正しいですか?

=================================================================
Bit Decimal Name Count Frac S
-----------------------------------------------------------------
(中略)
B28 268435456 SCI_PRECEDING_ROW 0 0.00 x
B29 536870912 SCI_TRAILING_ROW 0 0.00 x
B30 1073741824 SCI_AP_ROW 0 0.00 x
B31 2147483648 SCI_ROW 0 0.00 x
-----------------------------------------------------------------


5. その他、関連する注意事項などがありましたら、教えて下さい。

お忙しいところ、よろしくお願いいたします。

Answer from(回答の文責)

森英之さん、松本浩典さん (京都大学)、石崎欣尚さん (首都大学東京)

Answer (答え)

1.
その通りです。

SCI-offに関するパラメータは、ae_xiN_makepi_20071031.fits で は変更されていません。そのため、xispiをかけ直しても違いはあ りません。

ただし、SCI-off は、2006/7 以降徐々にゲインがずれています。詳しくは http://www.astro.isas.jaxa.jp/suzaku/process/caveats/caveats_xrtxis06.html を御覧ください。これを修正するための makepi file は現在作成中です。完成する までは、キャルソースのずれなどから、ユーザー自身に補正してもらうより他に 方法はありません。

2.
その通りです。

しかし、1.で述べましたように、最新のCALDBではSCI-offに関する パラメータはアップデートされていません。従って、 xisrmfgen で明示的に指定しなかった場合でも、同じレスポンスができるはず です。この件に関しては、CALDBの変更履歴に目を通した上で、パ ラメータの設定を変更するかどうかを決めて頂くことになります。

3.
プロセスの段階で積極的にeventを減らすことはしない、というの がXISチームの見解です。配布されているcleaned event fileの screeningには、aeNNNNNNNNNxi[0-3]_0_tel_uf.gti は使用されて いません。

xisgtigen というFTOOLSがありますので、GTIはユーザーの判断で 作成して頂くことになります。この xisftigen で出来る gti file は、 unfiltered event file を使い、標準のパラメータで作成した場合は aeNNNNNNNNNxi[0-3]_0_tel_uf.gti と同じものになります。 ただし、オプションによっては、特定のセグメントが telemetry saturation した部分だけを除いた GTI を作成することもできます。

一方トレンドアーカイブに関しては、元データに自由にアクセスで きないことや解析上の必要から、予めGTIファイルを提供して欲し い、というXISチームからの要請の結果、screening条件に含められ ています。

4.
自動対応しています。

Status (詳細なステータス)

2007-12-18 Accept
2007-12-19 Done

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